「うちの子、なんでゴロゴロいうんやろ?」
猫様と暮らしてると当たり前に聞いてるあの音。でも改めて「なんで?」って聞かれると、ちょっと答えに詰まらへん? ゴロゴロって名前あるん? 鳴らさへん子は不満なん?

気になりだしたら止まらへん”ゴロゴロの謎”を、今日はやさしくほどいていくで。うちの黒猫・王子の話も交えながら紹介するな🐾
猫のゴロゴロ音って何?英語では「パー(purr)」っていう
黒猫の王子と暮らしてるとな、撫でたときにふっと聞こえてくるあの音、「ゴロゴロ」。なんとも心地ええこの音、英語では purr(パー) って言うて、日本語では「喉鳴り(のどなり)」とも呼ばれるんやで。
「ゴロゴロ」は鳴き声の「ニャー」とはまた別もんで、喉から出る振動音のこと。猫同士はあんまりニャーって鳴かへんくて、ニャーは実は人間に向けた特別な鳴き声とも言われてるんよ。

どうやって音を出してるの?実はまだ謎が多い
ゴロゴロ音の基本周波数は25〜30Hzっていう低い音。最近はな、脳にある「神経振動器」っていうリズムの発信源が、喉の筋肉に毎秒20〜30回っていう細かい信号を送って、その振動がゴロゴロ音になる…っていう説が有力視されてるんやで。猫は息を吸うときも吐くときも、途切れずに鳴らし続けられるのがすごいとこやな。
昔はな、体じゅうの血液を心臓に送る太い血管「大静脈」の血流が増えて乱流が起きて、その振動が横隔膜で増幅されてゴロゴロ音になる…なんて説も言われてたんよ。でも結局、そのしくみはいまだに完全には解明されてへんねん。科学がこんだけ進んでも「完全には謎」っていうのが、なんとも猫らしいやろ?
猫がゴロゴロいう理由は3つ
①うれしい・リラックスしてるとき
いちばんよう知られてる理由がこれやな。幸せを感じてたりリラックスしてたりするときのゴロゴロは、そんなに大きくのうて、周波数20〜50Hzくらいの中低音。撫でてて聞こえてきたら、それはご機嫌なOKサインやで。
うちの王子もな、自分からすり寄ってきて「撫でて〜」っておねだりして、撫でたら満足そうにゴロゴロ言うねん。あの音が聞こえてくると、こっちまで顔がゆるんでまうわ☺️
②不安・ストレスを感じてるとき
実はな、ゴロゴロは「うれしい」だけちゃうねん。気分がすぐれへんときや、ストレス・不安・しんどさがあるときにも喉を鳴らすことがあるんよ。このときは中低音よりちょっと低めの音になることが多くて、猫様は自分のゴロゴロで気持ちを落ち着かせてるって言われてる。人が不安なときに思わず鼻歌うたうのと、ちょっと似てるんかもしれへんな。
動物病院の診察台の上でゴロゴロしてる猫、見たことある人もおるんちゃう? あれ実は「こわいよ〜」のサインやったんやで。

③おねだり・コミュニケーションのとき
科学者たちは「おねだりのゴロゴロ(ソリシテーション・パー)」っていう特別なタイプがあることも見つけてるんよ。ごはんの時間が近づくと、いつもよりちょっと高めのゴロゴロで訴えてくる…って経験ある飼い主さん、多いんちゃうかな。
研究によるとな、このおねだりゴロゴロには赤ちゃんの泣き声に近い高い音がこっそり混ざってるんやって。人間が本能的に無視でけへん周波数を、普段のゴロゴロにブレンドしてくる——つまり猫は、人間を”おねだり上手”に動かすゴロゴロを身につけてるんかもしれへん。賢いやろ〜😹
ゴロゴロには体を癒す力もある
猫様のゴロゴロにはな、人間の副交感神経(リラックスをつかさどる神経)を優位にして、気持ちを落ち着かせてくれる作用があるって言われてるんよ。実際、猫と暮らしてる人は、暮らしてへん人にくらべて心臓発作のリスクが低かった、っていう研究報告もあるんやで。ゴロゴロの振動と、猫といる安心感の両方が効いてるんかもしれへんな。
しかもびっくりなんが、猫自身の体にも効果があること。ゴロゴロが生み出す低周波の振動のうち、25Hzと50Hzっていう周波数は、骨折の治りを早めたり、筋肉を修復したりする働きがあるって研究されてるんよ。猫が犬にくらべて手術後の回復が早いのも、このゴロゴロのおかげなんかもしれへん。すごい力やろ?
うちの子、ゴロゴロせえへんけど大丈夫?
「ゴロゴロしてくれへん=なついてへんのかな…」って心配してる飼い主さん、安心してな。
ゴロゴロは、子猫のときに母猫の鳴らし方を真似て覚えると考えられてるねん。やから生まれてすぐ母猫から離れた子は、鳴らす技術が十分ちゃうくて、ゴロゴロせえへんこともあるんよ。
それに音の大きさには個体差があって、ほんまは鳴らしてるのに音が小さすぎて聞こえてへんだけ、ってこともあるねん。猫様のそばにそ〜っと顔を近づけて耳をすませてみたら、かすかに振動を感じられるかもしれへんで。
ゴロゴロ言わへんからって不健康ってわけちゃうし、猫様には猫なりの愛情表現があるんよ。すり寄ってくる、お腹を見せる、ゆ〜っくりまばたきする…そういう行動も、「安心してるで」のサインやからね。
注意したいゴロゴロのサイン
ただな、いつもゴロゴロしてる子が急に鳴らさんようになったときは要注意やで。猫様は体調が悪いのを隠す生きもんやから、元気なさそう・食欲が落ちてる…みたいな変化も一緒に見えたら、無理せず動物病院に相談してあげてな。
🐈⬛ コラム:王子の”左手あげ”と”てへぺろ”の謎
うちの王子はな、なぜかよう左の前足をあげてるねん。これがな、イギリスのクイーンズ大学ベルファストの研究で、オス猫は左利き・メス猫は右利きの傾向があるって報告されてるんよ。オスの王子が左手をあげるのは、もしかして”左利き”やからなんかも…って思うと、なんか面白いやろ?
ほんで、ときどき舌をペロッと出したまんまの”てへぺろ顔”にもなるんよ。あれは「ブレップ(blep)」って呼ばれる猫あるあるで、毛づくろいの途中で口を閉じ忘れる…なんて説があるんやって。ゴロゴロも、左手あげも、てへぺろも。王子は今日も表情ゆたかやで🐈⬛

まとめ
猫様のゴロゴロは「うれしい」だけやのうて、「不安」「おねだり」「自分を癒す」…いろんな気持ちがこもった、奥の深いサインなんやな。そして音が聞こえへんくても、それはその子の個性。

大事なんは、ゴロゴロするかせえへんかよりも、毎日の様子をよう見ててあげることなんかもしれへんね。
